[子育てエピソード]癇癪・パニックを起こす子供との向き合い方

思い通りにいかないと癇癪を起こして、ひどい時にはパニックになる。

泣き叫ぶ我が子を前に、あの手この手でなだめようとするけれど泣き止んでくれない・・・

我が家の次男、しおさんもそんな子でした。

ネットや本で調べたりいろんな方に相談したりして、実際にいろんな対処法をやってみたりしたけれど、いまいち効果がない・・・

癇癪を起こすしおさんに感情的になってしまったこともあります。

そんな私の経験を書いてみようと思います!

目次

気持ちを代弁する

しおさんの場合は言葉が遅かったので、意思疎通がうまくいかずイライラして癇癪を起こすパターンもありました。

冷蔵庫を指差して何か訴えているので、いろんなものを出してみるけど首を振って違う!と言う。

それを何回か繰り返すうち感情が爆発して癇癪を起こす。

そんな時思い出したのが気持ちを代弁するという対処法でした。

「ママが分かってあげられなくてごめんね」「悔しかったね」と。

その結果がこちらです↓

・・・

壁とピアノの隙間に顔を隠して沈黙を決め込むという謎の状態になりました。

泣き止んではくれたものの、母を完全にシャットアウト。

どう頑張ってもそこには入れないよ・・・

抱きしめる

安心できる存在であるパパやママに触れ合うことで、心がほぐれ、落ち着くことが多いそうです。

手を握ったり背中をさすったりと、スキンシップを取る方法。

何も言わずに抱きしめてあげる。

そうすることで愛情が伝わって、言葉がなくとも絆が深まっていく。

しおさんにはこの方法も合っていたと思います。

時にはこうなる事もありましたが↓

・・・

母がイライラを押し殺し、優しい笑顔で手を広げ、さあ、おいで!と手を伸ばした途端!

ダッシュで母との距離をとり、道路に寝転がって空を仰ぐという暴挙に出ました。

近づこうもんなら手足でしっしっと払い除けられるという・・・

俺を一人にしてくれ!と言わんばかりのこの状況。

いやいや、道路の真ん中はさすがに危なすぎるからどうか勘弁してくだせえ・・・と懇願する母なのでした。

そっとしておく

うちのしおさんにはこれが一番効果的でした。

黙って見守るという対処法です。

爆発した感情を思う存分発散させる。

そうして落ち着いてきたら抱きしめて、気持ちを代弁する。

癇癪を起こしてしまっている時はパニックになっていて、子供はいっぱいいっぱい!

何を言ってもうまく伝わらない状態なのかもしれないなあと思いました。

泣いている我が子をただ黙って見ているというのも辛いのですが、「今頑張って感情と戦っているんだな、嫌な感情は全部出し切っちゃえ!」と、心の中で応援しながら耐えて見守っていました。

この方法が一番癇癪が早く落ち着きました。

しおさんの良いところは気持ちの切り替えが早いこと!

癇癪さえおさまれば、ケロッとまたいつもの笑顔を見せてくれます。

10歳になった今

そんなしおさんももう10歳。

今では癇癪を起こすことはほぼありません。

自分の思うようにいかないとダンマリを決め込むことがあり、それが反抗的な態度に取られてしまうことがあります。

ある日どうしてそうするのか聞いてみたら、「なんでうまくいかなかったのか考えてる」「なんでできないんだろうって悲しい気持ちになってる」

それを聞いて私は本当に反省しました。

「なんでごめんなさいが言えないの?」と追い討ちをかけるようなことを言ってしまっていたからです。

反抗的に見えたその態度は、彼が自分を責めて落ち込み考え込んでいた状態だったんです。

しおさんは色んなことを、一つ一つちゃんと理解してから次に進むタイプ。

だからそのペースは人よりもゆっくりめ。

学校の課題も最後の方まで合格できずに残っているタイプです。

でも、エンジンさえかかったらあっという間に合格できちゃう。

やれば出来る子なんです!

「私は子供に自分と同じペースを求めてしまっていたんだなあ」と、反省すると同時に教えてくれたしおさんに本当に感謝しています。

最後に

私の場合は、色んな悩みや出来事を笑いに落とし込むことで自分のモチベーションを保てています。

でもその都度本当に悩んで、考えて、子供達に申し訳なくて、自信を無くしたりします。

「癇癪も立派な成長の証」ということももちろん理解していたけれど、実際直面してしまうとそれでOKとはならないんですよね。

子育てっていつまで経っても絶対にベテランにはなれません。

私も12歳と10歳の息子を育てるのは初めて。

その上未熟な人間なので、子供には色々教えてもらってばかりです。

これを読んでくださった方には私の経験を通して、「こういう人もいるんだから私は大丈夫」と、励みにしていただけたらと思います。

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