
こんにちは!来てくださってありがとうございます^ ^
愛しい息子二人の母親をさせてもらっています、むぎっこです!
今回は我が家の長男タロさんが、小さい時に話してくれたことをご紹介したいと思います。
こういう話は好き嫌いがはっきり分かれると思いますので、苦手な方はそっと閉じてくださいね。
胎内記憶とは?
『胎内記憶』とは、お母さんのお腹の中にいた時の記憶のこと。
お腹の中に来る前の記憶を『中間生記憶』、陣痛が始まってから出産までの記憶を『誕生記憶』と言いますが、それらも総称して『胎内記憶』ということが多いようです。


実は我が家の長男タロさんも、この『胎内記憶』を話すことがありました。
『ママ、タロちゃんが来たこと、忘れちゃったの?』
我が家の長男タロさんは、それはもう、口から生まれたの?というほどおしゃべりな子供でした。
2歳になる頃にはすっかり大人と会話ができ、小児科の先生に『本当に2歳?』と笑われるほど。
そんな長男がある日、ベッドに入ってこう言いました。
『ママ、タロちゃん、生まれる前にママに会いに来たでしょ』と。
その言葉を聞いて、私はびっくりしました。
何故って、『もしかして・・・』という心当たりがあったから。
びっくりして絶句していると、長男は続けてこう言いました。
『ママ、タロちゃんが来たこと、忘れちゃったの?』と。
子供を授かるまで
私と夫は24歳の時に結婚し、コーラルピンクの外壁のアパートに住んでいました。


なるべく早く子供が欲しかった私は、子宮内膜症を患っていたこともあり、早い段階から産婦人科に通うようになりました。
しかし、通院して2年経たないうち、薬の副作用で体調を崩してしまい、それをきっかけにしばらく通院をお休みすることに。
治療を再開する気持ちにもなれず、心がちょっとやさぐれてきたある日のことです。
早朝、ベッドの中で『外が明るくなってきたな、今何時だろう・・・』と、まだ半分寝ているような状態の時に
『ママ、僕、もうすぐ行くからね』
そう聞こえたんです。
びっくりして起き上がり、隣で寝ている主人に『聞こえた?!今の声聞いた!?』と声をかけるも、主人にはその声は聞こえていませんでした。
主人からは『夢見たんでしょ、子供が欲しいからそういう夢見たんだよ』と言われ、説明がつかないこの出来事は、私の願望から来た夢の中の話ということで落ち着いたのでした。
『僕、もうすぐ行くからね。』
それから妊娠が発覚するまで、半年くらいだったかなと記憶しています。
もちろん声が聞こえたことは覚えていたけれど、それからまあまあ時間が経っていたのもあり、その時は特に気にすることはありませんでした。
ただあの時、『僕、もうすぐ行くからね。』と言われたから、この子はきっと男の子だろうなと、そんなふうに思っていました。
タロさん誕生
出産予定日の2週間前、タロさんは超スピード出産で誕生しました。


生後2ヶ月を過ぎた頃から、突然朝までぐっすり眠ってくれるようになり、産後2ヶ月で仕事に復帰する私のために空気を読んでくれているのかと思うほど。
大きな病気などもすることなく、2歳を迎えた頃にはとってもおしゃべりな子供に育っていました。
タロさん、胎内記憶を語る
おしゃべりが上手になってきたころ、2人でベッドに入りウトウトし始めた時です。
『ママ、タロちゃん、生まれる前にママに会いにきたでしょ』と言われ、私は妊娠前のあの日のことをすぐに思い出しました。
『ママ、タロちゃんが来たこと、忘れちゃったの?』と言われ、涙が溢れた私に続けてこう言いました。
『タロちゃんが生まれる前のお家だよ、ピンク色の』と。
やっぱりそうだよね!と確信したのはこの時でした。
臨月に入る頃、当時住んでいたアパートから実家に移り住んだため、長男は生まれてから一度もあのコーラルピンクの外壁のアパートへいったことがありませんでした。
そんな話をしたこともないのに、ピンク色のお家に、彼は行ったことがあると言いました。
胎内記憶を語る②
その日から、私は長男の話すことを真剣に聞くようになりました。
というのも、それまでもそれらしい話は数々していたのですが、子供の頃によくある、想像上のお話か何かかな?と聞き流してしまっていたからです。
もっと早く『胎内記憶』について知っていればと、後々聞き流していたことを後悔しました。
『ママのお腹の中ではこうやってたんだよ』と体育座りのようにしてうずくまったり、『だんだん狭くなってきちゃって動きにくかった』と教えてくれたり。
面白かったのが、『ママの声よりもパパの声の方がよく聞こえた』と言っていたこと。
ママの声の方が聞こえるんじゃないの?と聞くと、『ママの声はゴニョゴニョ聞こえるんだよ、こういう風に』と言って、口に手を当てて話してくれました。
長男が言うには、ママの声はこもって響くように聞こえるので、外から話しかけられる方が聞き取りやすいということでした。


私が嬉しかったのは、『ママに早くあいたくなって、ちょっとだけ早く生まれてきちゃった』と言ってくれたこと。
予定日の2週間前に生まれてきたのは、自分の意思だと彼は言っていました。
タロさん、中間生記憶を語る
それから間も無くして、また新しい命を授かりました。
妊娠して間もなく、主人とタロさんと一緒に産婦人科へ行き、一緒にエコーを見ていた時です。
そのエコーのモニターを指さして『ちんちんあるねえ』と言うのです。
先生に『もう性別ってわかるんですか?』と聞くと、まだわからないよーと笑っていました。
安定期に入る前だったので、その後お腹の中の子が男の子だと分かるまで2ヶ月くらいかかったと記憶しています。
タロさんとお風呂に入っているときに、『どうしてわかったの?』と聞くと、
『見えるでしょ、見たら分かるよ』『先にタロちゃんが行くねって約束したし』と言うのです。
お腹の中に来るまでの話
タロさんは私のお腹の中に来る前、お空の上にいたそうです。


そこにはTVがたくさんあって、色んなママが映し出されていると教えてくれました。
そのTVを見て、自分で好きなママを選ぶんだよと。
『タロさんはどうしてママを選んでくれたの?』と聞くと、
『優しくて可愛かったから』と言っていました。
自分でママを選んだ後、いいよって言われたからママのお腹の中に入ったんだよ、滑り台を滑って、シュルシュルーポンってママのお腹に入ったと。
『いいよって言ってくれたのは誰なの?』と聞いても返事は返ってこず、優しくも可愛くもないママでごめんよ・・・とちょっぴり反省もした夜でした。
そしてタロさんは、もうひとりの子と約束をしたと話し始めました。
もうひとりの子もママが良かったんだけどね、一緒には行けないよって言われたから、先に僕が行くねって約束したんだよ。
だからね、その子がママのお腹の中に来たんだよと。
百発百中のタロさん
私のお腹に宿った命が、またもや男の子であることを早くから予言(?)したタロさん。
実は、私の友人の妊娠中に百発百中で性別を当てていました。
ある日友人が家に遊びに来てくれた時、友人のまだそこまで大きくないお腹を指さして
『どうして○○ちゃんの赤ちゃんにはちんちんがないの?』と言うのです。
その時は女の子なのかな〜?当たったら面白いね!くらいだったのですが、その後次々に当てるので、友人たちが聞きに来るようになりました。
どうやら、その時のタロさんにはお腹の中の赤ちゃんの様子が見えたらしく、あくびしてるね、ねんねしてるねと教えてくれたりもしました。
私の大好きな友人に、2回流産を経験した子がいます。
その子がタロさんに、『私のところに赤ちゃんは来ないのかな』と聞いたことがありました。
タロさんはその友人をじーっと見て、
『○○ちゃんの赤ちゃんはね、春に来るんだよ』と言いました。


それを聞いた友人はとても嬉しそうでしたが、その話をしたのが12月で妊娠していなかったため、春生まれの赤ちゃんだったらまだまだ先の話になるなーとちょっぴり残念そうでもありました。
その友人はその約2年後、長女を1月に出産しました。
『初めてタロさんの予言、当たらなかったね、冬生まれだったね』と私が言うと、
『でもね、よく考えたら妊娠したのが春なんだよね』と。
もしかしたらお腹の中に来る日のことを、タロさんは言っていたのでしょうか。
信じるもなにも・・・
このような話はデリケートというか、嫌悪感を感じる人もいるかもしれません。
宗教っぽいとか、不思議ちゃんだとか、やべー奴とか、そう思う人もいるだろうなーと思って話す人は選んできました。
でも、2歳の我が子が話すことを、疑う余地は私にはありません。
何よりも彼の話すことが面白くて、嬉しくて、なんでもっとちゃんと聞いておかなかったんだ!!私の馬鹿たれが!!と後悔があるほど。
タロさんの話を聞いて、私の世界は大きく広がった気がします。
今科学で証明されていること、人間の領域だけが全てだと思う方がおこがましいもんな、と思うのです。
最近、都市伝説系のYouTube動画にハマって見ている時、中学3年生になったタロさんに、『まーた見てるよ』と呆れられました。
私は心の中で思います。
『私の未知の世界への扉を開いたのは、お前じゃ』と。
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