私たちの家づくりをしてくださるのは、地元の工務店さん。
ここに辿り着くまでは、本当にいろんなことがありました。
なかなかの遠回りをして、やっと信頼してお願いできる工務店さんに出会ったのです。
きっかけはInstagram
元々実家を出ることへの憧れから、住宅系の情報誌やYouTube、SNSなどを見るのが趣味だった私。
その日も何気なくInstagramを開いて、素敵な家の施工事例を検索しては『こんなお家に住めたらなあ』なんて妄想して楽しんでいたのですが、そこで目に止まったのが地元工務店さんのオープンハウスのお知らせでした。
くすんだ水色のタイルとアンティーク調の船舶照明の写真に、『山形の木で暮らしをデザインする』と書かれていました。
完成見学会のお知らせとして投稿されていたこの写真に、私は一目惚れしたのです。
それが私達のお家づくりをしてくださる、『美・中川工務店』さんとの出会いでした。
木の優しい家づくり
そこから過去の投稿を遡って見てみると、なんとも素敵なお家ばかり。
造作のテレビボードや洗面台、スタディースペースや小上がりの和室。
どれも木の温もりにあふれた優しいお家の写真でした。
北欧と和が融合したような雰囲気が、まさにドストライクだったのです。
そして投稿の最後に必ずある、『出会いに感謝』という言葉にも惹かれました。
きっと素敵な方達なんだろうなと想像ができました。
Instagramを即フォローし、投稿を密かに楽しみにする日々でした。
リフォーム計画
実は家を建てると決める前に、実家のリフォームの計画がありました。
そのリフォームの相談で初めて中川さんにお会いすることに。
中川さんとの打ち合わせは本当に楽しくて、こうしたい、ああしたいという希望が形になっていく事に感動を覚えました。
結局こちらの事情でリフォームは急遽キャンセルしてしまったのですが、楽しみにしていた分落胆が大きかったのと、よくしていただいた分中川さんには申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
それでも夢は捨てきれず、Instagramを覗いてはため息つく毎日。
それから半年くらいたった年末のある日、ふらっと中川さんがカレンダーを持って挨拶にきてくださったのです。
ご迷惑をおかけしたにも関わらず、『近くに来たのでご挨拶だけでも』と。
その時に『本当にご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした』と伝えると、『ご事情もおありでしょうから気にしないでください。何かまたお手伝いできることがあればいつでもご連絡ください。』と言ってくださいました。
その気持ちが本当に嬉しくて、やっぱり中川さんにリフォームお願いしたかったな・・・と、そのお人柄に感動したのでした。
なんでこうなった??
その後約半年の間に事情が急速に変化して、実家を出ることになりました。
詳しくはこちら↓
まずは賃貸に住むつもりで探したのですが、条件に合う物件は見つからず。
とにかく焦っていたんです。毎日どうしよう、早く家を見つけないと!と。
そんなある日、たまたま住宅展示場で開催されているマルシェに行き、ふらっと展示場を見学したことで一気に家を建てる計画にシフトチェンジすることに。
そしてあっという間に、あるハウスメーカーさんと仮契約していました。
ハウスメーカーの営業さんてすごいんですよ! ←
本当にあっという間に仮契約して話がどんどん進んでいました。
そのハウスメーカーさんのお家は私たちの好みとは違っていましたが、その性能の良さに惹かれて仮契約をしました。
けれど、いざ打ち合わせとなるとどうも楽しくない・・・
そこでやっと、『自分達の求めているお家はこれじゃないんだ』と気づいたのです。
初心にかえる
家を建てるとなってから、それはそれは勉強しました。
家の性能のこと、ハウスメーカーのそれぞれの特徴を調べたり、補助金のことまで。
それが良くなかったとは言いませんが、とにかく頭でっかちになりすぎていました。
それに輪をかけて焦りがあったことで、大切なことを忘れていました。
毎日の暮らしのベース、拠点となるのがお家です。
私たちはそれをいちから作ろうとしている。
40歳からの家づくり、私たち夫婦にとっては終の住処。
そんな大事な家づくりを、流されるまま、焦りのままに決めなくてよかったと今は思っています。
一度冷静になって、どんな暮らしがしたいか考えました。
家族の気配がどこにいても感じられるような、つながりのあるちいさなお家がいい。
畑を作って、収穫したものでみんなでご飯を作って食べたい。
そう考えて思い出すのは、やっぱり中川さんでした。
オープンハウス見学
中川さんには事情を正直にお話しました。
すぐに頼ればよかったのに、遠回りした上に浮気までして、それでもやっぱり中川さんにお願いしたくて図々しくも来てしまいましたと。
その時、現在大変お世話になっているチーフの舞さんから、『そんな大変な時に私たちを思い出してもらえて嬉しいです。楽しくお家づくりができるように、全力でサポートさせていただきます。』と言っていただき、感動してちょっと泣きました。
その時は精神的に本当に疲れていて、でも私がしっかりしないと!と気を張っていたので、舞さんの優しさがじわーっと心にしみました。
そして後日、オープンハウス見学会があるということでお邪魔することに。
当日は家族揃ってお邪魔させていただきました。
見学させていただいて私が感じたのは、美・中川工務店さんの作るお家は『あたたかい』ということです。
もちろん、性能の面から夏は涼しく、冬は暖かいという意味でもありますが、優しさのつまったあたたかい家という印象が強かったです。
木の温もりのある内装に、使い勝手の良さそうな造作の洗面台やパントリー、階段はベンチとしても使えるようにデザインされていました。
その階段を上がると、可変性のあるフリースペースがあり、板張りの高さのある天井がとっても優しい雰囲気。
そしてお家の中に角が少ないことにも感動しました。
壁や木の柱、棚の角がまあるくなっていてあたりが柔らかいんです。
これは指定されたものではなく、大工さんの自発的なお仕事だそう。
そんな大工さんたちの優しい手仕事にも本当に感動しました。
住む人の事を本当に考えて作られたお家だと感じました。
そして、私たちもこんな素敵なお家を作ってもらえるんだ!と思ったら、なんだか嬉しくて泣けてきてしまって、泣きながら見学するという異常事態に(笑)
息子たちにも何泣いてんの?!とドン引きされました。
お家づくり、やっとスタート!
こうして、お家づくりをスタートするまで本当に遠回りしました。
遠回りはしましたが、その都度経験し、得られたものもあったと思います。
結果、素敵な工務店さんにお願いすることができて本当に幸せです。
先日無事に地鎮祭を終え、これから上棟式を迎えます。
暮らしを彩るお家づくり。
これから本当に楽しみです!
『出会いに感謝!』
美・中川工務店さんのHPはこちら↓
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